emersed anubias

~アヌビアスの水上栽培、実生の道~

アヌビアス種子獲得の道程その04 実践・授粉編

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2016/02/18 追記
この記事の内容は不正確なので参考にしないでください。
正しい情報がわかり次第、書き直す予定です。

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本来ならば、この授粉編を種子採取編より先に書くべきでしたが機会を逸してしまい遅れてしまいました。

今回ここで紹介する方法は、あらかじめ冷凍保存しておいた花粉を解凍して使用する方法です。
花粉の冷凍保存の方法は花粉採取編をご覧ください。

仏炎苞が開き始めたら、密封状態のまま花粉を冷凍庫から冷蔵庫に移して数時間待ちます。
その後、冷蔵庫から出して室温に戻し、また数時間経過してから開封して使用します。

授粉方法はシンプルです。
解凍した花粉を筆の毛先に付けて、柱頭に擦り付けるだけです。
柱頭から分泌液が出ているので筆先が濡れるのがわかると思います。

注意点
アヌビアスの肉穂花序は基部(雌花側)から頂点(雄花側)へ向かって順に成熟していく雌雄異熟のため、雄花が成熟して花粉を形成する前に柱頭に授粉する。
(雄花が成熟する頃になると雌花は既に受粉できなくなっていると言われています。実際に、花粉を形成した後でも、柱頭が受粉できるかどうかを私は試したことがないのでわかりません。いつか試してみたいと思っています。)
・授粉する花とは遺伝的に異なる株から採取した花粉を使用するのが望ましい。
(遺伝的に同じ株から採取した花粉では結実しなかったり、結実したとしても形成される種子の数が著しく少なくなったりということがあるようです。私は A. hastifoliaの同株授粉を試み、結実し数百個の種子を得ることが出来ましたが、その種子はいずれも発根しただけでそれ以上は生長しませんでした。)
・乾いた筆を使用する。
(花粉は真水に触れると破裂して発芽能力を失ってしまうようです。柱頭の分泌液では破裂しないので、筆が分泌液で濡れるのは構いません。)

 

 

白い粉が花粉

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柱頭へ

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あとは結実するまで気長に待ちます。